そうだ、インド、いこう。

2018年、自転車日本一周単独走破。東南アジア一周を終え、2019年3/19〜インド旅へ。

自転車日本一周を終えて

8/30に自転車日本一周単独走破をし、はや1ヶ月が経とうとしています。

 

走行距離は約8500km。資金は約30万円程になりました。

ゴール後は地元の友人や大学時代の友人、旅で出会った方々と毎晩のようにご飯に行ったりしていました。

あったかいご飯を食べ れる。毎日お風呂にも入れ、洗濯機もある。ふかふかのベッドで寝れる。

そんな皆さんにとっては当たり前の生活が当たり前じゃなかった僕にはとても幸せに感じられました。

 

旅中は、パンかパスタにマヨネーズをつけ一人寂しく食事をとり、水分は基本的には公園やトイレの水を飲み、お風呂も毎日入れなかったり、洗濯も手洗いしていました。もちろん道中お世話になった方々の助けもありました。

 

非日常な生活から日常に戻り、まるで大学生に戻ったかのような錯覚になり、旅をしていた5ヶ月間がすっぽり抜けた感覚で刺激がない日々を送っています。

 

さて、君は今後何するの? と気になる方も多いのではないかと思います。というか旅中も、こういう質問をされる機会が度々ありました。

 

僕は大学卒業後、就職せずすぐに日本一周をしました。なので社会人はまだ経験しておりません。しかし、大学時代から今後のプランは考えておりました。

具体的なことは書きませんが、自分の中で日本一周はウォーミングアップにしか過ぎません。ちなみに自転車も別に好きではありません。あくまで自転車は手段でした。当初は徒歩か自転車を考えておりましたが、期間とお金を考え自転車にしました。昨年の冬から準備し、年末に自転車を買い、3~4年ぶりに自転車に乗るところから始まっています。

そして今は旅で使用した備品はフリマアプリで還元しています。なので、今後自転車を使った旅はしないでしょう。手段としての自転車だったので。

しかし旅は続けます。まだまだ見たい景色があります。

しばらくしたらまた旅を再開します。

 

ここで皆さんが気になるところである、資金面。どうやって工面していたのか。

まず、昨年10月頃、丁度1年前に日本一周をやろうと思い立ったので、それまでもバイトはしていましたが、ペースをあげ、掛け持ちもしていました。

学業の方は単位は取れていたので4年次には卒論だけでしたので比較的時間はありました。あとは不要になったものをフリマアプリなどで売ったりしていました。

そんなこんなでギリギリ目標金額に達しました。というか鼻から貧乏旅のつもりでした。基本的に日本一周してる方は3桁くらい貯めてから出発する人が多く、自分は1/3でスタートしました。(自転車や備品は除く)

結果的には資金は余りました。というのも全国各地(北海道、青森、福井、山口)でバイトしたり、差し入れや餞別を頂いたりしました。

なので本当にお世話になった方々に助けられました。

なのである程度の資金があれば自転車で日本は回れます。ただし、過酷な旅になると思います。

しかし、大変なことばかりではありません。

旅を通して、本当に人に助けられました。なんでこんなにも優しいのだろう?赤の他人なのに…と思う事もしばしば。

これは日本だからかもしれませんが、毎日の様に声かけていただけるのは当たり前で、その辺で野宿しても大丈夫です。(お墓で寝た事もありました笑) 

危ない目には特になかったですが、ゲイのおっさんに誘われたりその程度です。笑

怪我や病気はありませんでしたが、筋肉痛や腱鞘炎になったり転倒して擦り傷程度でした。

多少の困難は付き物ですが、毎日毎日が達成感で、ヒトの家にお邪魔出来る時なんかは天にも昇る心地になります。旅中に頂いたご飯やビールのあの美味しさに叶うものはないと思います。

川のせせらぎをBGMに就寝したり、起床して大自然の中で飲むコーヒーとタバコなんて格別です。満点の星空に流れ星。そんな特別な時間が至福の時間でした。何とも言えない爽快な気分になります。毎日生き抜く事に必死なので、こういう時に生きてるな俺と実感します。

 

やって思ったのは、自分はノープランでテーマもなくスタートしました。次第にテーマが人との出会いになっていきました。しかしこれだけだとモチベーションを維持するのは中々厳しいです。何かルールを決め旅が有意義になるようにすべきだと感じました。

でないとただただ自転車を漕ぐだけになって修行になります。

今回自分が反省すべき点はこれでした。非日常が日常化していき、毎日淡々と自転車を漕ぐ日々が多かったです。なので5ヶ月で日本一周することができました。平均1年かけ旅をする人が多く、自分の場合は資金もないので当初から半年くらいを予定していました。1日の走行距離も100~150kmくらいでした。ペースの早い旅で全国各地を事細かく見れたかと言われればノーです。

日本全国どこも一緒に感じたのです。街の作りも景色も大した変化はなかったです。ただ北海道、沖縄は違いました。旅をしている方に聞くとだいたいこの2つがよかったという結果が多いです。

自分は北海道が一番よかったです。理由として、旅人が多く、無料のキャンプ場やライダーハウスが数多くあり、人がとても暖かく、ご飯も美味しい。道も広く、自然豊かで走りやすい。といったことがあげられます。

北海道にいったのが5月末から6月末まででそれまで気候もよかったのですが、本州に戻ってから猛暑の日々。それに全てのモノを北海道と比べる自分がいました。

そこからモチベーションを維持するのがとても大変でした。

家に帰りたい。友人に会いたい。まわりは仕事し始めて、結果出して自分は何してるんだろう。と自問自答したり、1人の時間が言うまでもなく多くあり、孤独で寂しい時間が大半です。

なので上記でも言った通りテーマを決めて旅をすることが非常に重要でした。

 

 

こうやって振り返るとあぁ本当に日本一周したんだなと思います。

旅を通して何を得れたのだろうか1ヶ月過ぎてもよくわかりません。

いずれ時が経てばわかるのかなと思います。

それにまだ旅は終わってないし、人生は旅みたいなモノなので。

ゴールのない旅は不安になることもありますが、進むしかないようです。

 

ただ、日本一周すれば人生変わるよ。といったこともないですし、日本一周やってみたら? とも勧めないでしょう。

やりたいことがあってそのためのプロセスが大事で、実際行動することです。なので日本一周じゃなくとも何か別のことでも良いので没頭できることをしたら良いと思います。

 

それを見つけるために旅は良いのかもしれません。